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■「あなたの個人情報が漏れました」
メルマガ でもご案内したかなぁ、今月24日発売のアスキードットピーシーで、ドットピーシーレポートというコーナーのセキュリティ特集の6ページを担当しているのね。テーマは、個人情報漏洩と不正請求に関する特集。インターネットや宗教問題などで手腕を奮ってきた弁護士の紀藤氏 や、ネット詐欺やSPAMなどの情報を積極的に提供しているWEB110 の代表、吉川氏に取材をして、個人情報漏洩問題と不正請求の関連や問題点、対処方法などを前向きにレポートしている。最近、似たような記事が溢れているけれど、この記事はその総括と核へ触れる内容として、ぜひぜひ読んで欲しいんだけれど、今日のインターネットマンではそれに関する話をば・・。
個人情報漏洩問題と架空請求については他人事ではない。明日にも我が身に降りかかる問題だ。消費者からのトラブルを受け付ける国民生活センターに寄せられる苦情や相談のトップは今や闇金を抜いて、架空請求や不当請求が大半を占めている。
「架空請求」というのは、携帯電話でメールを使っている人なら一度は受け取ったことがあると思うが、覚えのない請求のことだ。メールの場合は、「適当なアドレスに一斉同報しやがって」と相手にしなければそれで済むが、これが葉書や封書で届くと、もっと嫌な感じだ。どこかから入手した住所・氏名のリストをもとに無差別に発送されたもので、自分の住所氏名が知られていると思うと気味が悪い。最近ではオレオレ詐欺の合わせ技 みたいなものもある。
また、「不当請求」というものもあって、アダルトサイトや出会い系サイトなど、勧誘メール(SPAM)に騙されてアクセスしてしまったり、ついメールを返信してしまった人などが登録され、不当に請求書が送りつけられるケースだ。例えば、誘うような内容のメールが女性の名前で届き、URLをクリックするとその時点で既にログイン会員として登録されて会費を請求されるというもの、また「受信拒否や配信解除はココにメール」と書かれていて、拒否のメールを送ると生きているメールアドレスとしてリストに登録され、より一層SPAMが増えてしまうケースもある。被害者がなにかのアクションを起こしていることで、架空請求とは区別される。
僕の周りでもこの架空請求葉書、右上のような葉書が頻繁に届くようになった人がいる。ちょうどその頃、某会社が個人情報の流出を発表したのでサポートセンターに電話してみたようだ。すると電話口にはお兄ちゃんが出て、親切に対応してくれて、彼曰く、「ぜったいに払わないで」「電話もしちゃあいけない」「勇気を持って無視して」「当社から流出したとは確定していないが、いま調査中で・・」などの説明を受けた。僕も特集記事の取材期間中だったから、興味深くそのときの対応の手順などを聞いてみたりしたのだが、嫌な葉書が届くという事実と、この会社から流出したのかもしれないという憶測だけでは、それ以上、声高に騒ぐこともできない、と言っていた。
で、先日、書面でその企業から報告書が届いた。その報告によると、やはり流出の事実があった。
流出した事実を確認した。
あなたの情報も流出したものに含まれる。
流出したのは、カードの種類、カード番号、入会年月日、更新年月日、氏名、郵便番号、住所、電話番号、性別、生年月日、車検年月、自動車登録番号、らしい。
流出経路はシステム開発委託先会社からのようだ。
ということ。あ〜あ、やっぱり残念ながら、会員の情報は流出していた。その数、92万3千件・・。流出したと宣告された人たちの気持ちはいかばかりか。
例えるなら「健康診断で大腸になんとなく怪しいモノがみつかった、でもそれが癌かどうかはまだ・・」と医師に言われた時の感覚と似ているんだろう。ぶつけどころのないむなしさに違いない。それにしても、カード番号と生年月日が両方漏れちゃって大丈夫なのだろうか。作り替えしてもらうべきだろう・・。
あなたも他人事ではない。もちろん、僕だって既に被害者だ。一連の事件を見ていると、信じていた企業が大量に情報を垂れ流してしまっているのが実状だ。ちなみに消費者に防ぐ術はない。流出された代償は、500円の商品券であったり、50ポイントだったり(涙;)、動物園の入園券(汗;)だったりと、むなしさは一層だ。そうなったときのために、アスキードットピーシーの僕の記事を読もうね。消費者は、企業はどうすべきか、問題点はどこにあるのか、一連の事件の謎が見えてくる。
■先日、中島美嘉さんのライブに行ってきました。
僕はバラードが好きなんだけど、最近、若いのにラブバラードを切々と唄えるアーティストが増えてきたように思う。中島美嘉もそのひとりね。また、中島美嘉の場合は、ジャズやラブァーズロックも行けてますぞ・・若いのに(こう書くと、自分がオジサンになったのを切々と実感してしまう(汗;))。ただ一点だけ、低い音程が弱いのだけが難点だけど、とにかく『LOVE』(アルバムのタイトルです)、いいやねぇ。
何度でも聞いてしまう。
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で、そのライブツアーを2004年にずっとやっていて、先日言ったのは再追加公演・・つまり追加公演の更にリバイバルだ・・凄いよなぁ、若いのに(汗;)。国際フォーラムにストリングスまで入れて・・。あ、新曲の『火の鳥』もいいけどCCCDですから・・僕はちょっと。買いません。
さて、Do As Infinity(D・A・I
<=長尾大さん)もそんなバラードがイケてるユニットね。武道館のライブもよかったし、伴都美子さんのボーカルが特に素晴らしいんだけど、僕が更に感心したのは実はCCCDのこと。D・A・IはベストアルバムをCCCDでリリースしたんだけど、音にこだわる人がチョイスできるようにDVDオーディオ版を同じ作品でリリースしたんだ。いいねぇ〜、このこだわり(本人がこだわったか、プロデューサー他がこだわったかは知りませんが)。ビジネス的には、DVDオーディオはまだ厳しいでしょうけんど、発想が面白いし、僕は好きだ。でも僕のカーステではやっぱり聞けなひ・・(涙;)。