進化は止まるし、値段は下がらないし、何が悪いって"カッコが悪い"。なんか、Internet ExplorerもMicrosoft Officeもひっくり返っちゃいそうなデザインだ。おまけにでかいし重いし、穴だらけ・・・もっと強くてカッコいいのはないのかっ!! って怒る人だっているだろうよ、そろそろ。

というわけでタブブラウザ。
タブブラウザって何さ? という人のためにちょっとだけ解説。
「タブ」っていうのは設定画面なんかの上について、ページを切り替えるときに使うあのタブ。バスタブや耳たぶとは違う。逆立ちしたブタもお断りだ。で、タブブラウザはいくつかのホームページを開いたときにタブを押してペコペコと切り替えることができるブラウザのこと。Internet Explorerの場合、複数のページを同時に開くとたくさんウィンドウが出るでしょ? タブブラウザは本体ウィンドウの中に複数の枠が開いて、タブで切り替えられるデザインになってる。
タブブラウザはひとつの製品の固有名詞ではなくて種別を表わす名称。製品名では『Opera』が有名だが、『Lunascape』『fub』『Sleipnir』『ぶら。』『Donut P』など、たっくさんある。そして、あの『Netscape Navigator』が最新7.0になってタブブラウザになった。
タブブラウザに興味を持ったら、とりあえずヤフーで検索 してみてはどうだろうか?

タブブラウザのメリットはなんといっても軽いこと。Windows98/Me系のOSを使っているとシステムリソースがいつも不満の種となる。システムリソースの不足はどれだけメモリを増設しても改善されない持病のようなもの。Internet Explorerで複数のホームページにアクセスしてウィンドウを開くと極端に不足してハングアップしたり、システムが不安定になったりする。
Internet Explorerだけでも30〜40のウィンドウを開くとたいていWindowsが悲鳴を上げるだろう。Microsoft Officeやイラストレータ、フォトショップなど大型アプリと同時に起動したら、もっと少ないウィンドウでメモリ不足が出るはず。その点タブブラウザはよくできている。システムリソースを怒濤のごとく消費したりしない。

特に、毎朝いくつかのニュースサイトや情報サイトを起動して斜め読みする、という場合は、Internet Explorerでいくつもウィンドウを開くのはダメ!! タブブラウザで読み込みたいページを次々にクリックしたり、お気に入りのフォルダごとまとめて読み込む指定をして、タブで表示を切り替えながら閲覧すると効率よさや軽さを実感できるだろう。表示中のタブすべてを更新するんだってワンクリックでできるから速報サイトのチェックにも役立つ。だから、実はワールドカップW杯のチケットをインターネットで購入するときにも、パワーユーザにはかなり使われていたぞ!!

何種類もあるので、気に入ったブラウザを使うことができる。「何が何でもInternet Explorer、スパイウェアに乗っ取られたってアンインストールもできやしない」とは大違いだ。ポップアップ広告の抑止、Proxyの一発変更、スキン機能、ブックマークの色分け/使用頻度でソート、タブの自動更新、複数のお気に入りの作成とお気に入りごとにセキュリティを指定できるなど、使うソフトウェアによって機能的に様々な特長を持っている。
多くのタブブラウザがIEコンポーネントを利用しているので、Internet Explorerと操作方法は似ている。しかもお気に入りもそのまま流用できるから安心だ。

アイコンがちょっとアダルティな『ぶら。』。赤印がタブ。インストールした後、IEのお気に入りが自動的に読み込まれて、左フレームに表示されるのですぐに使い始められる。

『OpenOffice.org』のワープロ、OpenOffice Writer。ワード文書を開き、修正をしているところ。互換性は100%とは言えないが、ほぼ基本機能しかOfficeを使っていない人には十分な機能と互換性だ。

『OpenOffice.org』はそれを提供する組織である「オープンソース開発者コミュニティ」の名前でもあり、またソフトウェアの製品名でもある。

このたび『OpenOffice.org Ver1.0.1 正式版』がリリースされたばかり。オフィスと言えば、MS OfficeのWord、Excel、PowerPointが定番だけど、『OpenOffice.org』はこれらにファイル互換があるOpenOffice Writer、Calc、Impress、更にドロー描画ソフト、HTML作成ソフト、数式エディタなどがセットになったダウンロード版パッケージなのだ。

それが無料でダウンロードして使用できるんだから、注目されない訳はない。Microsoft Office XPにしたくないユーザや、MS Officeをまとめて買うとかなりな出費、と悩んでいる人はぜひ一度、試してみると良い。

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興味のある人は、OpenOffice.org日本ユーザー会や日本(非公式)ユーザー会Webサイト(仮運営中)にアクセスしてみよう。豊富な情報が手にはいるはずだ。(ソフトウェアは窓の杜からもダウンロードできるようになった)

また、これが気に入れば、サンマイクロシステムズのサポートが受けられる『StarSuite 6.0』(これは有料)もあるから、仕事で使いたい場合など、用途や使う環境に合わせて検討してみれっ。

『OpenOffice.org』と『StarSuite6.0』は大元のソースは同じ『StarOffice 5.2』(日本語版は2000年8月に発表されたオープンソースのオフィス・スウィート)だが、同社の発表によるとフォントや互換性面などで『OpenOffice.org』より高機能に位置づけしているようだ。

さぁ、だんだんソフトが面白くなってきたねぇ?
わっはっは。