■解説しているセキュリティの内容
本書では、現代パソコンに必要なセキュリティを3章に分けて解説している。ひとつはクラッキング(不正侵入)だ。ADSLやケーブルで常時接続インターネットを利用している人すべてに関わることだ。どうやってクラッカーは不正侵入するのか、防ぐ方法とは?
ファイアウォールとはどのように安全なデータを見分けるのか? パーソナルファイアウォールソフトが必要な理由、パスワード解析ツールのしくみ、などをやさしく解説している。同様に、2章がウィルス、3章がプライバシー情報の漏洩だ。ウィルスはもうお馴染みだろうし、プライバシー情報はネットサーフィンしている人なら誰でも気になるところ。いつの間にか個人情報がバレていたり、DMメール発送リストに加わっていたり、悪い奴らの罠にはまらないよう、基本知識だけはきちんと確認しておこうね。
■用語が難しい、仕組みが実は解らない、と感じたら、体系的に学び直すとき
さて、今日はまずクラッキング(不正侵入)についての10の質問です。本書内にも掲載されている質問です。考えてみてください。いくつ解りますか?
3つ以上解らないかも、と思ったら、書店で走りましょう(笑)!!
◆クラッキングに関する設問
正しいと思われる内容には「○」を、間違っている気がする内容には「×」をつけてください。
Q1.
クラッカーの多くは小さい企業のサーバには興味がない?
Q2.
「ポート」とはアプリケーションを指定する番号のことだ?
Q3.
「ポートスキャン」とは、パスワードを推測する行為である?
Q4.
パケットデータには寿命がある?
Q5.
パスワードを盗むツールはインターネットからタダで入手できる?
Q6.
パスワードに名前を使うのは危険だが、数字と組み合わせれば安全だ?
Q7.
社内LANにファイアウォールが設置されていれば、パーソナルファイアウォールは必要ない?
Q8.
インターネットに使われているプロトコルといえば「TCP/IP」だ?
Q9.
NATとIPマスカレードは同じ機能だ?
Q10.
IPマスカレードはLAN上のパソコンの判別にポート番号を使用する?
次回につづく。
今回は広告じゃないのか、と思った人。それは考えすぎです(笑)。 |